
昨日こんなニュースがありました。
私が食と健康の勉強をし始めたのは2000年頃で、
その頃は国の医療費30兆円というのが決まり文句でしたが、
それから15年経ち、今は40兆円になっていることに驚きました。
医療費の年ごとの推移は以下となっています。(クリックで拡大)
参照元
http://news.mynavi.jp/news/2014/10/09/068/
医療費だけが原因ではないですが、
これが国の財政赤字の大きな要因の一つであることは間違いありません。
こういうニュースを見て、
「これは大変だ! 一人一人からでも何かできることをしていかないと!」
と思う人もいれば、
「大変なんですねぇ〜 でも正直私みたいな一庶民には実感がわかないしあまり関係ないかな」
と思う人や、
「私はすでに資産を構築して海外移住の準備もしているので問題ありません」
という人もいると思います。
まず、国の赤字が増え続けると、庶民にとってどういう影響があるのか?
について少し考えてみたいと思います。
これだけの医療費を含めた国家予算は、
税収だけでは到底足りず、赤字国債を発行しているわけですが、
その国債は、主に日本国内の銀行や生命保険などの金融機関が買ったり、
それを日銀が購入しています。[買いオペレーション]
日本人は銀行に貯金をするのが異様に好きですが、
皆さんが安全だと思って金融機関に預けているお金のいくらかは
こうした用途に使われているわけです。
では、このまま国の財政赤字が増え続けると、どうなるのか?
それは、私にはわからないし、
誰もが納得できる明確な答えを出せる人はいないように思います。
ただ、国の財政が苦しくなることは、庶民にとっても好ましくない状況であることは間違いありません。(増税への影響等)
通常の考え方をすれば、日銀が買いオペレーションをこのまま続けて通貨を大量に発行し続ければ、
通貨の流通量が増えて当然にインフレになると考えられますが、
アメリカも日本ももう何年も極限に近い金融緩和政策を続けていますが、
景気が上向く(物価が上がる)気配はありません。
別の面からは、インフレになれば国はたやすく国債を現金償還できるという考えもあるようです。(確かに)
そう考えて日銀のお偉い方は鼻歌を歌いながら♪ 楽勝で紙幣を刷りまくっているのでしょうか?(笑)
(そこまで計算し確信しているなら安心なのですが)
また、これだけ赤字国債を日銀の買いオペで支え続ければ、
国の信用が落ちて長期金利(日本の10年国債の金利)が上がるとふつうに考えられそうですが、
実際には上がるどころが下がり続けています。
日本国債10年 年利回り (10年表示をクリック)
まあ世界の大国アメリカもかなり大規模な金融緩和政策を行っていますから、特に影響ないのでしょうか。
そして上記の通り日本国債の買い手は主に国内の金融機関であり、
結局はそれだけ他に有望な貸出先が乏しいということですね。
こうして眺めてみると、何だか日本橋村と永田村の出来レース、
そしてもはや医療業界への公共投資のようにも思えてきます。
本当に楽観して良いのかどうかはわかりませんが。
もう少し勉強してみたいと思いますが、どなたか経済の専門で分かる方がいれば教えてください。
… 食と健康のサイトでだいぶ話が展開してしまいました。。
国家・世界規模の経済の話は深遠になるので、ここでは到底語りきれませんが、
もっと身近なことで言えば、
『国の財政負担が増えれば国民の税負担が増える』
これは当然に言えるでしょう。
そして、私がここでお伝えしたいことは、
皆さんが食と健康について正しい知識を持って実践すれば、
個人レベルで見違えるように健康で元気になるのはもちろん、
まずそれによって直接的な医療費負担が減り、
またそれが広がり積み重なることで、国の医療費負担を減らすことにもつながり、
ひいては一人一人の税負担を減らすことにもつながる(だろう)!
ということです。
1ホームページからでも、本当に良い影響をもたらせると思っています。
では、医療費負担の具体的な中身はどういうものなのか?
ちょっといろいろお話したので、また次回お伝えしたいと思います。
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