
(画像はイメージです)
前回の記事では、
というニュースを紹介しました。
まだ見ていなければそちらを見てみてください。
では今回は、その医療費の中身を具体的に見てみたいと思います。
全てを調べて報告することは到底できないので、最近の一例から。
ある医師からこの話を聞きました。
C型肝炎治療薬「ソバルディ」
http://www.yakuji.co.jp/entry43531.html
記事の中で、
「1錠6万1799円となり」
「3カ月の内服で薬剤費が500万円を超える」
とサラっと書いてありますが、まさに驚愕の内容です!!
この対象となる患者が、国内におよそ150万人~200万人いるそうです。(まさにドル箱?…)
患者が3割負担として、1人あたり、
1日18,540円、
1ヶ月で556,191円、
3ヶ月で1,668,600円、
もちろん高額療養費が適用されて、自己負担限度額を超える分は国の負担になります。
そして残りの7割も主に国負担です。
患者が150万人~200万人いて、全員がこれを飲むわけではないにしても、
何割かの人がこの治療を3ヶ月間続けたら、一体国の負担額はいくらになるのか…!?
(そして医療従事者や製薬会社にどれくらいの利益が生まれるのか…)
この薬は一例で、他にもかなり高額な薬品や療法というのはたくさんあり、
多くの人がそれを受けています。
それが積もり積もって、前回の記事で紹介した、医療費40兆円となっているわけですね。
私が、「国の医療業界への公共投資のように思える」といった意味は、
おわかりいただけたかと思います(笑)。
この薬が本当に顕著な効果があり、疾患が治癒するならまだ良いのですが。
今のところまだ件数が十分でなく、効果のほどはこれからというところのようです。
これまでのインターフェロン療法でC型慢性肝炎が治る人は40%~70%と言われていますが、
私がお世話になっている先生は、インターフェロン療法は強烈な副作用があるから
患者には絶対に勧めない、と言っていました。
そういう意味では、インターフェロンを必要としないこの薬に注目と期待が寄せられているのかもしれません。しかし薬ですから当然に副作用はあります。
私は薬自体を否定するつもりはありません。
個人的な話にはなりますが、私は過去にかなり重い肺結核になったことがあり、
それでも今生きていられるのは、ほぼ100%薬(ストレプトマイシン)のおかげです。
こういう強力な外敵をやっつけるには薬は最強です。本当に感謝しています。
一方、生活習慣が由来の病気には、生活習慣を改善することで治していくのが論理的だと考えます。
また、肝炎のようなウィルス性疾患でも、
できる限り化学薬品を使わずに自己治癒力を上げていく方が体への負担は少なくて済みます。
実際に肝疾患に極めて有効な方法というものもあります。(詳しくはメルマガで)
※医師の治療方針には従ってください。
薬は必要な時には頼りにするが、何でもかんでも薬に頼らず、
ふだんの食生活や生活習慣をいちばん大事にする!
これが、最も理想的な、あるべきスタンスだと思っています。
私や、そうした意識が高い人にとってはこれは当たり前のことですが、
世間を見る限り、まだまだ無条件に薬に頼り、食事の健康への影響を理解していない人が多いと感じます。
あまり物騒なことを言って煽り立てたくはないのですが、
日本人というのは、世界から見れば、
文句を言わず疑いもせず、何でも素直に信じて、あくせく働いて、お金をたくさん貢いでくれて、薬もたくさん飲んでくれる、最高のカモなのです。
これは間違いないと断言できます。
(このサイト上ではこれくらいにしておきますが、製薬業界というのは世界にまたがる巨大産業です…)
日本人は、どうも上の立場の人から言われたことを無条件に信じ過ぎですね。
(その割には疑う必要のない些細なことにやたらと慎重で疑い深かったり…笑)
私は、日本人一人一人にもっと
「事実に目を向けて」
「自分自身で自発的に判断し行動して」
欲しいという思いからも、こうした活動をしています。
日本人一人一人が、もっともっと自発的に判断・行動して、賢く、強くなれば、
今世界が必要としている良い影響を間違いなく及ぼせると、私は信じています。
医療費の話からだいぶ展開してしまいました…(笑)
ありがとうございました(^^)
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