「有機野菜」とは?

有機野菜とは何か?

「有機野菜ってなに〜?」
と子供に聞かれたら、何と答えるでしょうか?

私がふだん話す中でも、
きっちりしっかり理解するタイプの人は、この質問をします。

「まずそもそも、有機野菜って何? “有機”っていうのはどういうこと?」

実に良い疑問です。

このサイトのタイトルは「オーガニック村」ですから、
まずこの「有機(=オーガニック)」という言葉をしっかり理解しておきたいと思います。

有機物の定義は、19世紀の初めまでは、
「生物の体内でのみ製造される化合物」
でした。

ごく単純に言うと、

生物=有機物
無生物=無機物

ということです。

ところが、1828年にドイツのヴェーラー博士が、
無機物であるシアン酸アンモニウムを加熱して有機物である尿素を合成することに成功しました。

ここから、有機物と無機物の定義は変わり、
両者の明確な境界線はなくなりました。
(現在は研究しやすいように便宜上分かれている)

現在では、
炭素(C)を含む化合物を有機化合物、
炭素を含まない化合物を無機化合物、
としています。
(但し一酸化炭素、二酸化炭素等は例外的に無機化合物扱い。その他例外も有り)
つまり、燃やしたら炭(C)になるものは有機化合物です。

ただ現在でも、

生物=有機物
無生物=無機物

というのは大部分当てはまりますし、
このサイトで言うところのオーガニック(有機)は
おおかたこの意味で大丈夫です。

要するに、ふつうの野菜(慣行栽培と言います)と有機野菜の違いは、
「土壌に微生物(有機物)が(どれだけ)いるかどうか」
と言えます。

ふつうにスーパーで売られているような慣行栽培の野菜は、
農薬や化学肥料がたくさん使われて育てられているため、
土壌の微生物が乏しいか、全くいません。

一方有機野菜は、
農薬や化学肥料を極力使わずに(一部は許容)育てられるため、
土壌の微生物が生かされ、その働きで野菜は多種多様な栄養素を吸収し、
それを食べる人間にとっても栄養豊富で美味しい野菜となります。

これが、ごく単純に見た、ふつうの野菜と有機野菜の違いです。

さらにもう一つ重要なことは、流通レベルで言うと、
農作物に関して「有機野菜」と名乗るには、
基準をクリアして国の認可を得る必要があります。

よく野菜や果物の袋やシールに表示されている、
「有機JAS」というマークがその印です。

jas_red

詳細は農林水産省ホームページ
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html

こうした条件をクリアすることで、
有機農産物と名乗って販売することができます。

なので、逆に言うと、いくら堆肥(たいひ)や微生物が豊富な土壌で育てても、
こうした認可手続きを経なければ有機と名乗って販売することはできません。

このマークについてはいろいろな意見もあり、
確かに完璧なものではないかもしれませんが、
基準は非常に厳しく手間もコストもかかるもので、
この表示があるものは基本的に他のものと差別化されていると考えて良いでしょう。

農家さんの中には、こうした手続きの正当性に疑問を持ったり、
手間やコスト面であえて認可を取らない方もいますが。

いずれにしても、消費者にとってはわかりやすい指標であることは確かです。

ただ、例えば田舎の道の駅とか、こだわり農家さんとか、
量販店でないところで売っている農作物には、
こうした手続きを経ていなくても十分に良いものもたくさんあります。
その辺りは、店員さんや生産者に聞いてみましょう。
もしかしたら有機JASについて独自の意見を聞けるかもしれませんが…(笑)。
それもまた楽しいものです。

以上、有機野菜とふつうの野菜の違いでした。

野菜を売っている人でも、これをしっかり説明できる人はほとんどいません。
ましてやふつうの人はほとんど意味をわからずにこの言葉を使っています。

これからはしっかり意味を理解して、もし人に聞かれたら完璧に答えてあげてください(^^)

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こんにちは 健康管理士の山崎秀隆です。
元オーガニック食品業界に勤めた経験と、食と健康について広く学び実践してきたことを、皆様の実生活に役立つようにわかりやすくお伝えします。
私が食と健康に目覚めたきっかけは…続きを読む

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